Bella Giornata

晴れの日も雨の日も電波を撒き散らし続けるチラシの裏系ブログ兼備忘録

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女性専用車両は合憲か

女性専用車両こそ性差別ではないか(産経新聞)

夏休みのある日の夕方、日吉にある慶応の図書館で調べものをしたあと、横浜方面に向かって東横線で帰宅の途についた。下り線のホームでベルが鳴り、あわてて階段を駆け下りて、各駅停車に飛び乗った。本をたくさん抱えていたので、目についた空席に座ろうと、乗客のなかを進む。

 そのときである。後ろから肩をたたかれた。振り向くと、年配のおばさんが私を睨みながら、「あなた,ここにいちゃいけないのよ。」まるで万引の現行犯を捕まえたように言うのである。

 一瞬、何のことかと思ったけれど、周りを見回してすぐにわかった。女性専用車両のど真ん中にいたのである。周囲はすべて女性。おばさん以外は無表情だが、彼女たちも内心、「不潔なおじさんが乗ってきて、ああいやだ」と思っているのだろうか。

 次の駅まで待つこともできたものの、女性に敵視され続けるのにとても耐えられない。「すみません。気がつきませんでした。うっかりしてました」と、すごすご隣の車両へ向けて、女性たちをかき分け行く。
ドアを開いて連結部分をくぐりぬけ、ようやく脱出。比較的空いている専用車両と比べて、こちらの車両は男性の乗客ですし詰めだ。

 なるほど、差別というのはこういうことなのか。かつてアメリカ南部で白人専用車から追い出された黒人は、あるいは真珠湾攻撃のあと西部から内陸の収容所へ強制移住させられた日系米人は、今の私と同じように感じただろうな。そう思った。

女性専用車輌は是か非か。痴漢防止がその主な目的だと思われるが、そうだとすればこの措置は、すべての男性が痴漢という犯罪行為に及ぶ危険があるという前提に基づいていると、思わざるをえない.

 もちろん多くの男性が、おへそ丸出しの若い女性を間近で見たとき、多少の妄想にふけるであろう可能性を、私とて否定しないけれど、だからといってすべての男性が痴漢の疑いをかけられるのは、同性同士諸君、不当だと思わないか。

 「でも先生」と、ある女子大生が反論した。「実際に女性専用車輌導入後、電車のなかでの痴漢事件は減ったんですよ」。なるほど、女性周辺の男性数と痴漢行為数の間に、因果関係があるというのである。しかし効果さえあれば、特定の集団に属する人間を排除したり、別扱いにしたりしていいのか。

 仮に広島と神戸の市民が銃刀器を所持している可能性が他の市民より統計上高いとしよう。暴力事件の発生防止に有効だからといって、両市の市民だけ新幹線の切符を買うとき別の列に並ばせ、いちいち調べる、そんなことが許されるはずはない。

 そもそも女性専用車輌を設けないと、痴漢に好きなようにされてしまうほど女性は弱いのか。そう考えるのは、かえって女性差別ではないか。

 別によその国をまねする必要はないが、アメリカでは人種や性別を理由に特定の集団を排除し別扱いをするのは、よほどのことがない限り憲法上法律上許されない。黒人と白人の専用車輌を設けるのを合憲とした1896年の最高裁判決は、二十世紀の半ばまでに完全に覆された。

黒人や女性を就職や入学にあたって優遇する、いわゆるアファーマティヴ・アクションは、まだかろうじて認められているが、最高裁はその必要性、代替手段の有無などを厳格に審査する。すべての男性に痴漢行為の危険性を見る(と思われる)女性専用車輌がアメリカで提案されても、すんなりと認められる可能性は低い。

 日本国憲法もその第十四条で「法の下の平等」をうたい、しかも性差別を明確に禁止しているのだから、訴訟になれば女性専用車両は違憲と判断されるかもしれない。

 鉄道会社もその危険性を恐れるのか、「女性と小学生など一部の男性以外乗車できません」という放送を最近流している。女性専用だけではなく、弱者のための車両という建前にしたいのだろう。

 でもまあいちいち訴訟を提起するのも面倒だし、男性専用車両を設け平等を担保してほしいかといえば、大方の男性は色々な理由で必ずしもそれを望まないだろう。

 鬼神は敬して避けるべし。私は以後、女性専用車両からなるべく離れた車両に乗ろうと思う。しかし、たまたま間違えて乗ったからといって、怖い顔して睨まないで下さい。そんなに睨むなら、合憲性を裁判で争いますぞ。

阿川佐和子さんのお兄さんです。書いてあることは至極真っ当なことばかりで、突っ込みどころは唯一、広島と神戸を暗にヤクザの町といっていることぐらいですが、これとてそういう先入観を持っているからそう読めるだけともいえるわけで。

うちのゼミの教授の意見も全く同じものです。女性専用車両は憲法違反か?(Kishidazemi Blog *ここに投稿しているhamaはもちろん私ですが、これは反論のための反論であって決して私の素直な意見ではないことをここに注記しておきます。)

阿川先生の記事と岸田先生のブログでほとんど議論が出尽くしているのでここには特に何かを書くことはしませんが、早く誰か裁判起こしてくれないかなーと。私が頻繁に使う路線にはいまのところこの手の差別車両はないので特に実感はありませんが、もし阿川先生と同じめにあったら私は起こしますけどね。女性と東急を相手取って。
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  1. 2005/10/09(日) 12:22:38|
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